頑張る気持ち
2025-03-03

2月も過ぎ今年度も残り1ヶ月となりました。
今まで大きな行事を経験してきましたが、この時期は子どもたちもまとめの時期となります。
先日は年中組と年少組が合同で生活発表会を行いました。舞台の上でニコニコ歌を歌う姿には自然と顔がほころびましたが、練習を始めた頃は好きに楽器を鳴らしたりじっと立てなかったりでした。少しずつ周りのお友だちと合わせることの大切さ、お家の方に見てもらいたいという気持ちが芽生えてきます。発表会となると担任も気合いが入るのでそれを感じ取りプレッシャーになるお子さんもいらっしゃいます。保護者の方々にもご心配おかけしたかもしれません。
発表会の数日前には小さいお友だちがお客さんになって見に行きました。「すごーい!」「私もピアニーしたい」と興奮していました。『見てもらう』ことでまた意識も上がったようです。
本番は緊張、興奮、恥ずかしさ、嬉しさなど色々な表情の子どもたちでしたが無事笑顔で終わることができました。
形としては見えないけれど、1つの経験を終えた後の子どもたちは少し成長したようにいつも感じます。何かに向かって『頑張る』気持ちがつくづく大切なんだと思います。いつもいつも頑張りなさい、とは言わず行事の後は少しゆっくり過ごしてまた次の目標に『頑張る』気持ちチャージして、進級を迎えて欲しいと思います。

アンテナを張る
2025-02-10

子どもの中には、自分と離れた場所の出来事にもすぐ反応して飛んで行く子がいます。
「えっ!聞こえてたの!?」と驚かされます。
周りをよく見ていることに感心しますが「今そこに行く必要ないよ」「どうして揉め事の中に入っていくの?」なんて保育士はヤキモキしてしまいます。
反対に「鼻が出てるよ。お鼻かもうね」と保育士が声をかけるとどこからか飛んできてティッシュを持ってきてくれたり。要するに自分の周りのことをいいことも、そうでないことも良く見ているんです。俗に言う『アンテナを張る』ことができているのだと思います。
大人は適度にそのアンテナを使い分けていますが子どもは全てのアンテナに引っかかってしまうのだと思います。鈍感になってきた私はこのコラムを担当させていただくことになって「何か題材になることないかな」と思うようになりました。「あっこれ、次のコラムにしよう」とアンテナを張っています。
それって大事なことだなぁと思います。
情報を簡単に取り入れることができる現代ですが、身近なお子さんにアンテナを張って、色々な角度からお子さんを見てみてください。意外な所に引っかかるものがあるかもしれません。

新年明けましておめでとうございます
2025-01-09

年が明けてまた子どもたちの元気な声が戻って来ました。
美味しいものを沢山食べたのか子どもたちが少し大きくなったように感じました。
皆様お正月どう過ごされましたか?
年末、年越しそばを食べ、1日にはみんなでお雑煮おせちをいただく・・・そんなお正月の風景はもう昔のことなのか、いやいやまだまだ古き良き風習が残っているのか。
かつて我が子が小さい時にはおせちを作っていた私ですが、最近では市販のおせちに頼っています。でも「やっぱり栗きんとんと田作りと〇〇は作って欲しい」と言われ何品かだけ手作りをしています。「〇〇を作って欲しい」と言う要望が嬉しかったりする私で、今までのことが子どもの心の中に残っていてくれてるんだ、と自己満足に浸っています。年末年始は旅行、里帰りなどそれぞれのご家庭の姿があると思います。何がいい、悪いではなく子どもたちの心の中に「我が家のお正月」があればいいなと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

小さな小さな
2024-12-06

私事で恐縮ですが先日孫が産まれました。
里帰り出産した娘は無事産まれたと知らせを聞いてホッとしたのも束の間、出血がひどく救急車で大きな病院に搬送されることに。赤ちゃんはすこぶる元気で生後2日でチャイルドシートに乗って娘の病院へ行ったり、母子共に退院出来たと思ったらまたまた娘の出血で病院へ行くことになったり。
娘の体力がなかなか戻らず家族一丸となってただいま子育て中です。
赤ちゃんが「ふぎゃ」と言うだけでみんなが注目し笑顔になります。
ミルクを飲む様子ですら注目です。
こんな小さいのに大の大人を何人も一つの動作で動かすことができるなんてなんてすごいんだろう!としみじみ感心してしまいます。
赤ちゃんの持つ力ってすごいですよね。

子どもの気持ち
2024-11-01

うちの子何を考えているんだろう?頭の中見てみたい!と何度も思ったことがあります。
0歳児の子が絵本を持って来たので、読み始めるとスーと絵本から離れていくので「あれ?」と思っていると、絵本に載っている動物の真似をしていました。何度もピアノに合わせて遊んでいるリトミックが身についていたんですね!
謎の行動をする子どもを見て、不思議に思うことが多々ありますがある瞬間に「そういうことだったのか」と感動したり合点がいったりした時はとても晴れ晴れとした気持ちになります。大袈裟かもしれませんが、子どもの行動にはちゃんと意味があるんでしょうね。そして、大人もあーでもない、こーでもないと子どもの気持ちを汲み取ろうとすることが大切なんだと思います。
頭ごなしに「子どもだから」「言ってもわからないだろう」と大人の判断を下さず、子どもに寄り添ってその子のことを考える時間が大切なのではないでしょうか。
