子どもの気持ち
2024-11-01
うちの子何を考えているんだろう?頭の中見てみたい!と何度も思ったことがあります。
0歳児の子が絵本を持って来たので、読み始めるとスーと絵本から離れていくので「あれ?」と思っていると、絵本に載っている動物の真似をしていました。何度もピアノに合わせて遊んでいるリトミックが身についていたんですね!
謎の行動をする子どもを見て、不思議に思うことが多々ありますがある瞬間に「そういうことだったのか」と感動したり合点がいったりした時はとても晴れ晴れとした気持ちになります。大袈裟かもしれませんが、子どもの行動にはちゃんと意味があるんでしょうね。そして、大人もあーでもない、こーでもないと子どもの気持ちを汲み取ろうとすることが大切なんだと思います。
頭ごなしに「子どもだから」「言ってもわからないだろう」と大人の判断を下さず、子どもに寄り添ってその子のことを考える時間が大切なのではないでしょうか。
どっちがいいんだろう?
2024-10-01
2歳児のお部屋で先日こんなことがありました。
いつもはテーブルを出して子どもたちが自分で椅子を持って好きな場所に座るのですが(ここで子どもたちは選択していますね)少し急いでいたので先に椅子もセッティングしておきました。すると一人の男の子が「ぼくはここに座りたい」と椅子を移動させようとしました。収拾がつかなくなると思って「今日はここに座ってね」とお願いしましたが「嫌だ!」。
とても悩みました。一人が移動して他の子もじゃあと動き出すのも困るし、一度言ったことを「嫌だ」の一言で聞いてしまうのも・・・
もう一度「今日はここに座ってね」と声をかけると「嫌だ!!帰る!」と号泣。他の保育者と「どうしよう?ここで許していいのか、でも子どもの気持ちを大切にした方がいいのか?」どっちも正解でどっちも間違いなような・・・。
結局、私が折れました。するとその子は何事もなかったように笑顔になって話しかけてくれました。他の子も動き出すことなく座っていました。「一度許したら」なんて先のことを心配するのは大人の勝手な思いなんだと反省しました。色々な場面で「どっちがいいのか?」迷いながら過ごしています。その中で子どもにも自分で決める、考える、ということを沢山積み重ねていって欲しいと思います。
色々な選択肢を用意できる、受け止められる余裕を持つことが大人の大切な役割なのかもしれませんね。
再開します!
2024-09-09
こんにちは。
昨年まであいとくナーサリーでコラムを担当していました。今年は愛徳幼稚園でも子育てのちょっとした息抜きに読んでいただければと再開したいと思います。
子育てには期待、希望だけではなく苦労や不安もありますよね。日々成長する子どもに悩み振り回されておられる親御さんもいらっしゃいますが、歳を重ねた私が思うにどのお父さんお母さんも一生懸命だなぁということです。
今の時代その気になれば情報が溢れていて、どこで子どもが喜びそうなイベントがあるとか、こんな場所楽しいかもと遊びに行ったり。
子どもが楽しそうに喜んでいたら大人も「あー連れて来て良かったな」「今日1日楽しかったな」と嬉しくなると思います。
せっかく1日過ごすなら子どもも大人も楽しく過ごしてくださいね。親御さんが嬉しい時は子どもも幸せだと思います。
本物に触れる大切さ
2024-01-10
先日、電車好きの男の子が鉄道博物館へ行ったあと、「蒸気機関車が『ぼわーっ!』ってなって」と何度も何度も興奮した様子で話してくれました。子どもの頃初めて見た大きなゾウやキリンは絵本で見るより鮮明に印象に残っているものだと思います。
ナーサリーの保育室には、虫、動物、魚、鉄道などの図鑑があります。こんな小さな子に図鑑?と思ってしまいますが、字も読めない子がページをめくって一心に見入る姿があります。かわいい絵でもない実写の、時にはグロテスクなハチやアリのページが好きな子もいます。見ている間に想像したり考えたり頭をフル回転させているのでしょうね。そんな姿を見ると「本物を見せてあげたいなぁ」と思ってしまいます。
冬などは滅多に降らない雪が降るとその冷たさを感じて欲しい!と少しだけ園庭に出たりします。「きゃー冷たい」「溶けちゃった」と本物に触れたからこその反応があり、こちらとしては『寒い中出て良かったな』とニヤニヤしてしまうことも。
子どもの着眼点はそれぞれ。
我が子の琴線に触れる本物を見つけてあげられたらより親子の共通の経験が増えていくことと思います。
年の瀬となりました
2023-12-27
先日ナーサリーで子どもの経験としてお餅つきをしました。
蒸しあがったもち米を初めて見た子も多かったようです。小さなウサギの餅つきよような杵と臼を使って一人ずつ「ペッタン!ペッタン!!」と楽しみました。
昔はどこかしこで、年末になると『お餅つき』があり寒い中の風物詩のようなものでしたが、最近はコロナ禍だったこともあり、なかなかお目にかからなくなりましたよね。0歳1歳2歳という年齢的なこともありますが実際のお餅つきを見たことがない子がほとんどだったのではなかったかと思います。
少しづつ“昔ながら”が薄れて来ていますが、それでもお正月にはお雑煮を食べ、お年玉があり、普段顔を合わせない親戚が集まったりしますよね。おせち料理も手軽に買う方が増えていますが、それでもその風習が残っているからだと思います。おせち料理の中には色々な意味があり健康や成長を祈る気持ちが込められています。
我が子の健康や成長を願う気持ちは昔も今も同じ。新しい年の始めにおせちを食べるご家庭は、それぞれの料理の意味をお子さんに話してみるのもいいかと思います。
良いお年をお迎えくださいね。