絵本との出会い
2023-09-27
今も昔も子どもたちは絵本がとても好きです。様々なものが進化している中でも、本屋さんには新しい絵本と一緒に昔ながらの絵本も並んでいます。保護者の皆様も「あーこの本好きだったなぁー」と懐かしむことがあるのではないでしょうか。
ナーサリーの保育室にも今どきの絵本や昔話があります。なぜか『かんなじじおどり』という妖怪が出てくる絵本がみんな好きで「もう一回」とリクエストされることが多いです。何がそんなに子どもの心を掴むのか分からないまま毎回読んでいます。逆に意気込んで選んだ本が全く子どもたちに響かなかったりします。不思議ですね。
改めて絵本を読んでいる光景を思い返すと、自分で選んだ本を持って保育者の膝を目掛けて後ろ向きに下がりちょこんとお尻をおろして座る子どもの姿があります。みんな上手にお尻をちょこん!とします。その時点で絵本タイムが始まっているんでしょうね。
ご家庭でもそんなお子さんの様子があるのではないでしょうか?ふれあいを含めての『絵本タイム』楽しんでみてくださいね。
夏が過ぎて
2023-09-13
今までにないほどの暑かった今年の夏もようやく終わろうとしていますね。口を開けば「暑い」と言ってしまう大人でしたが、ナーサリーの子どもたちは夏ならではの遊びを存分に楽しみ、少し成長したように思います。
夏の遊びといえば水遊び!
「さぁ今日は「水遊びするよ!」と声をかけるだけで、着替えをしようとする姿が見られました。この夏で着替えを一人でできるようになった子が増えました。
そして、水遊びの中で色水を作り混ぜ合わせて色の変化を楽しんだり、氷の冷たさを感じて、「あれ?なくなった」と氷が溶けることを不思議がったり。夏の経験にはたくさんのキラキラした思い出が詰まったことでしょう。
ご家庭でも、水遊びをしたり一緒にかき氷を食べたり特別なお出かけでなくてもお子さんとの思い出があることと思います。ふと振り返ってみると「いつのまにかこんなことができるようになったな」など感じることがあるのではないでしょうか?
いいとこ探し
2023-08-23
一つの物事には、いい面悪い面と両方がありますよね。長所が見方を変えれば短所になったりします。
食事中ご飯を食べない子に「これ食べなきゃ大きくなれないよ」と“しっかり食べて大きくなってほしい”という思いが強くてついつい言ってしまうことがあると思います。「これ食べると、カッコよくなれるんだよ」と言うのと思いは同じで同じ意味なのに、なぜか否定的な言葉を使いがちだとおもいます。でも言われる子どもにしてみれば、否定的より肯定的、希望的な方がいいと思います。
私たち保育者でも否定的な表現を使ってしまうことがあります。
なるべく同じ意味なら肯定的な表現をしたいと思うのですが、焦っていて余裕がない時はつい・・・
日々反省しながら保育をしている状態です。
かといって、毎回毎回「うわー、すごいね!かっこいいね!」ばかりでは、お母さんも疲れると思います。
1日一つ、「あーこの子、こんな優しいところがあったなあー」とか「今日は頑張って嫌いな野菜を一つ食べたわ」などと、いいとこ探しをしてみてください。その一つ一つでお母さん方も元気になれるのではないでしょうか?
余裕
2023-08-09
余裕がある、余裕がない。
時間的、金銭的によく使われますが、気持ち、体力にも余裕がある、なしが大いに関係すると思います。今年の夏は本当に毎日の酷暑で、ただ、生活するだけで疲れますよね。
子どもたちも、保育園への登降園だけでも、汗びっしょりです。 コロナが落ち着き、この夏はここ2〜3年には発症していなかった感染症もちらほら出て来ました。 子どもたちも、熱はないけれど、なんだか体がだるくて、いつもより元気のない子がいます。お友だちとのやりとりでも、イライラしている様子が見られた時、「あー、体力、気力の余裕がないんだなあ〜」と感じました。 そして、気持ちの余裕は元気であってこそだとつくづく考えさせられました。
相手を思いやったり、気遣ってあげられるのは、自分に余裕があるからです。
お盆休みで、もし少しお休みがあるのなら、別にお出かけしなくても、お子さんと日々の忙しさを忘れでお家でダラダラするもよし、一緒にアイスを食べて涼を取るのもよし。
気持ちの充電をして、心にも身体にも余裕を与えてあげてみて下さい。
自分で!
2023-07-26
子どもの中には何でも自分でしたい!と言う子がいます。なんて自立心のある〜と客観的にみると思いますが、すぐ近くにいるお母さんやお父さんは大変です。
例えば衣服の着脱にしても『自分で!』と言われれば、ある程度見守りますよね。でも実際にはなかなかうまく出来なくて、イライラ泣いてしまったり、時間がない時でも手伝わせてくれなかったり〜。朝の忙しい時間には「えらいわね〜」なんて余裕ないですよね。
自分で服を着たいと言われれば、「じゃお母さんに少しだけお手伝いさせてね」と子どもの着やすいように洋服を床に置いてみてはいかがでしょうか。Tシャツは背中側を上に置きます。両裾を左右に持ち上げ頭を入れると着やすいと思います。中にはそれすら拒否するお子さんもいるでしょう。その時は、時間を決めるのも一つの方法かもしれません。
日々の忙しさの中で、子どもの『自分で』と戦いながら、ふと気づくと子どもが衣服を一人で着られていたらお母さんの勝ちです。お母さんのひと手間が省けたんですもんね。ただ子どもは一筋縄ではいかないもの。ちゃんと一人で着られるようになったら「着せて〜」とおねだりするかもです。その時は、「もう!」と言う気持ちをグッと飲み込み、着せてあげてください。
自分でできるけど、お母さんに手伝ってもらう、その時間をお子さんは求めているのだと思いますよ。