興味をもつこと
2023-07-12
先日テレビ番組で、あることに特化した子ども(小学生や中学生)が出ていました。 子どもの頃からエジプトのピラミッドに興味を持ち、自分で本を読み漁り疑問に思ったことは調べて著名なエジプトの考古学者を唸らせ、ついにエジプト大使館から招待されて憧れのエジプトに降り立っていました。 エジプトのことに関しては次々と興味が湧き、魚のミイラまで手作りしていました! その子のお母さんか笑いながら「ミイラを作っている間ハエが家中飛び回って大変でした。」 笑いながら話すお母さんに感心してしまいました。 家中にハエ・・・ 考えただけでもゾッとしますよね。
我が子がそこまで、興味を持ちのめり込んだら、親としては協力を惜しまないのだろうなと思いますが、なかなか大変です。
小さな子どもは毎日色々なことを発見、経験して大きくなっていきます。何に興味を持つか何にヒットするかわからないので、私たち保育者もできるだけ沢山の経験をしてほしいと思っています。
柔軟な子どもの心に沁み渡る『何か』をお母さん方と一緒に見つけてあげられる場を作り出していきたいと思います。
子どもの目線
2023-06-28
よく、子どもの目線に合わせて〜と言いますよね。小さな子どもの前に親御さんがかがんで話をしている姿は微笑ましく思います。ただ単に目の位置を合わせるのではなく、目を見て話すことは子どもの心の育ちに大きな影響を及ぼすと思います。
イタズラをして諭そうとすると目を逸らす子どもの姿があります。「ちゃんと目を見なさい!」と言ったことありませんか?子どもは自己防衛本能で叱られている時に相手の目を見ると自分のしたことを見透かされると思っているんでしょうね。本能的に目を合わせないようにしているのだと思います。大人も同じ。体裁の悪い時は相手の目を見ることができないですよね。
反対に見つめ合う、ずっと自分のことを見てくれている安心感も、目の持つ効果です。一日中目を合わせることは不可能です。1日のうち、どこかホッとできる時間にお子さんとたとえ数分でいいので、見つめあってみてください。
「目は口ほどに物を言う」まだお話しできない子でも、キラキラの目で幸せを伝えてくれると思います。
人との関りの中で
2023-06-14
子育てをしていて、ふと思ったことがあります。駅まで歩くほんの10分の間に「何回人に謝っているんだろう」と。我が子がフラフラ歩いて人に当たりそうになって「すみません」優しく道を譲ってもらって「すみません(本当はありがとうございます)」一人で歩いて駅に行くまで誰とも話すことなんてありませんでした。「あー子育てって、いろんな人と関わってしていくのだなぁ」と思ったものです。
コロナ禍の中人との関わりが薄れた3年でした。子どもが生まれても公園に行けなかったお母さんがいらっしゃると思います。
少しコロナが落ち着いて、お子さんを連れて歩いてみると、周りの方々から声をかけられることがあると思います。
今の時代見ず知らずの人に声をかけにくいご時世ですが、子ども連れのお母さんには声をかけやすいもの。そこには子育てを頑張るお母さんへのエールが含まれていると思って耳を傾けてみるのも、人との関わりの一つ。
子どもも、家族以外の人との付き合い方を少しずつ学んでいける場になるのではないでしょうか?
手
2023-05-27
生まれたばかりの赤ちゃんの小さな手はなんとも愛おしくこの上なく大切な存在の象徴のようにおもいます。
小さな手に指を当てるとギュと握り返してくれるととても幸せな気分になった親御さんは沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
手には不思議なパワーがあると思います。
たとえば、『手当て』という言葉がありますが、“ケガや病気などの処置をする医療行為”という意味の他に、子どもがお腹が痛いと言った時に手で腹部を撫でると子どもが安心することがおります。手には触れることで不安や緊張を和らげ気持ちを落ち着かせることができるのです。
誰かとハイタッチする、手を繋ぐ、手ほどきを受ける、手間をかける、下手に出る、下手、手を打つ、などいい意味でもそうでない意味でも手を使った言葉はたくさんあります。
小さな手を繋いで歩ける時間は短いもの。
ギュッと手を繋いでお子さんの温もりを感じながら、手間をかけて子育てしてみてくださいね。
小さな手に指を当てるとギュと握り返してくれるととても幸せな気分になった親御さんは沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
手には不思議なパワーがあると思います。
たとえば、『手当て』という言葉がありますが、“ケガや病気などの処置をする医療行為”という意味の他に、子どもがお腹が痛いと言った時に手で腹部を撫でると子どもが安心することがおります。手には触れることで不安や緊張を和らげ気持ちを落ち着かせることができるのです。
誰かとハイタッチする、手を繋ぐ、手ほどきを受ける、手間をかける、下手に出る、下手、手を打つ、などいい意味でもそうでない意味でも手を使った言葉はたくさんあります。
小さな手を繋いで歩ける時間は短いもの。
ギュッと手を繋いでお子さんの温もりを感じながら、手間をかけて子育てしてみてくださいね。
想像力の大切さ
2023-05-10
想像力とは 目の前に存在しない事を頭に思い浮かべる能力 、とあります。
私たち保育者は子どもたちに「自分の嫌なことはおともだちもイヤなんだよ」と伝えるようにしています。それは人のことを自分に置き換えて考えて欲しいという気持ちがこもっています。まさに想像力を働かせるということだと思います。
人と接していく中で相手の気持ちを慮ることは大切なことです。気持ちは目に見えないですよね。でも小さな子どもでも“こんなことしたら、おともだちイヤだろうな”、“今〇〇ちゃん泣いているから悲しいんだろうな、よしよししてあげよう”など気遣いができるようになります。まさしく想像力ですよね。 色々な事を考え出す想像力も大切ですが、まずは近くにいる人の気持ちをわかってあげられるようになって欲しいと思います。
2歳前後には「これ何?」攻撃が始まり、何を見ても何度でも「これ何?」と聞いて来ます。お母さん方は何度も時を選ばず同じことを聞かれ時には適当な答えをしてしまうことがあると思います。でも自分が一生懸命聞いていることに相手が適当な返事をすると気分は悪いですよね。正解を求めているのではなく、相手がどう真剣に接してくれるかが子どもにとって重要なのでは?と思います。
そんな風に考えると、子どもの想像力の豊かさがコミュニケーション能力を高めていく大切な役目を果たすのではないでしょうか?