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子育てコラム

這えば立て〜

2023-10-25
 昔から『這えば立て立てば歩めの親心』ということわざがあります。ご存じでしょうか? 幼い我が子が、はいはいをしだすと、次は立って欲しい。伝い歩きができるようになればさぁ歩けるようになって欲しいと成長を願う気持ちを表しています。

ナーサリーにも今年はまだ歩けない小さなお友だちがいました。 ハイハイがようやくできるようになって、「もう歩けるのに」と私たち保育者も今か今かと待ち侘びていました。つかまり立ち伝い歩きができるようになると保育者と一緒に歩くことを楽しんでいました。2歳のお友だちは突然支えにされて寄りかかられると、少し驚きながらも倒れないようにじっとしたり、ゆっくり一緒に歩いたり。そんな光景を見ると、0歳1歳2歳の子どもたちが一緒に過ごすこの空間が知らず知らずのうちに優しい気持ち、思いやる気持ち、そして大きい子への憧れなどが育つのではないかと思います。

伝い歩きから何日か過ぎてある日、何もない所ですくっと立ち上がることがきるようになりました。そしてついに一歩足が前に!その場にいたみんなで(もちろん大人も子どももです)拍手でお祝いです。それからは早かったです。歩き始めてからはトコトコと保育室を歩き回っています。あんなに『早く歩かないかな〜』と思っていたことがずっと前のことのようです。子どもの頃成長は早いもの。その成長一つ一つをじっくり見守っていきたいものです。

優しい気持ち

2023-10-11
誰しも、我が子が誕生した時に、「〇〇な子に育って欲しい」と願うと思います。
その中でも「優しい子になってくれれば」と思われる方が多いのではないでしょうか?

ナーサリーでは0歳1歳2歳の子どもたちが日々一緒に過ごしています。その中で喧嘩もありますが、年下の子が泣いていると、そっと頭を撫でてあげたり時には急いでティッシュを取りに行って涙を拭いてあげたりする姿を目にすることがあります。そんな姿にほっこりさせてもらっています。こうして、年上の子に優しくしてもらった経験がまた次の子へと、繋がって行くのだと思います。

反対に、誰も教えていないのに、目の前でともだちのおもちゃを取ってニヤリと笑っで面白がるなんて姿も見られます。

大人から見れば「なんて意地悪な!」と顔をしかめるところですが、子どもにしてみれば、ちょっと面白い、人の反応を見ている・・・ぐらいなことなのかもしれません。周りの人が過剰に反応してくれるのは子どもにとって嬉しいものです。意地悪なことがわかるのも成長して来た証だと思います。意地悪をされたら嫌だ、だから自分はしないでおこう。と優しい気持ちが大きく育ってくれたらいいですね。

絵本との出会い

2023-09-27
今も昔も子どもたちは絵本がとても好きです。様々なものが進化している中でも、本屋さんには新しい絵本と一緒に昔ながらの絵本も並んでいます。保護者の皆様も「あーこの本好きだったなぁー」と懐かしむことがあるのではないでしょうか。

ナーサリーの保育室にも今どきの絵本や昔話があります。なぜか『かんなじじおどり』という妖怪が出てくる絵本がみんな好きで「もう一回」とリクエストされることが多いです。何がそんなに子どもの心を掴むのか分からないまま毎回読んでいます。逆に意気込んで選んだ本が全く子どもたちに響かなかったりします。不思議ですね。

改めて絵本を読んでいる光景を思い返すと、自分で選んだ本を持って保育者の膝を目掛けて後ろ向きに下がりちょこんとお尻をおろして座る子どもの姿があります。みんな上手にお尻をちょこん!とします。その時点で絵本タイムが始まっているんでしょうね。 

ご家庭でもそんなお子さんの様子があるのではないでしょうか?ふれあいを含めての『絵本タイム』楽しんでみてくださいね。

夏が過ぎて

2023-09-13
今までにないほどの暑かった今年の夏もようやく終わろうとしていますね。口を開けば「暑い」と言ってしまう大人でしたが、ナーサリーの子どもたちは夏ならではの遊びを存分に楽しみ、少し成長したように思います。

夏の遊びといえば水遊び!
「さぁ今日は「水遊びするよ!」と声をかけるだけで、着替えをしようとする姿が見られました。この夏で着替えを一人でできるようになった子が増えました。

そして、水遊びの中で色水を作り混ぜ合わせて色の変化を楽しんだり、氷の冷たさを感じて、「あれ?なくなった」と氷が溶けることを不思議がったり。夏の経験にはたくさんのキラキラした思い出が詰まったことでしょう。

ご家庭でも、水遊びをしたり一緒にかき氷を食べたり特別なお出かけでなくてもお子さんとの思い出があることと思います。ふと振り返ってみると「いつのまにかこんなことができるようになったな」など感じることがあるのではないでしょうか?

いいとこ探し

2023-08-23
一つの物事には、いい面悪い面と両方がありますよね。長所が見方を変えれば短所になったりします。

食事中ご飯を食べない子に「これ食べなきゃ大きくなれないよ」と“しっかり食べて大きくなってほしい”という思いが強くてついつい言ってしまうことがあると思います。「これ食べると、カッコよくなれるんだよ」と言うのと思いは同じで同じ意味なのに、なぜか否定的な言葉を使いがちだとおもいます。でも言われる子どもにしてみれば、否定的より肯定的、希望的な方がいいと思います。

私たち保育者でも否定的な表現を使ってしまうことがあります。 なるべく同じ意味なら肯定的な表現をしたいと思うのですが、焦っていて余裕がない時はつい・・・ 日々反省しながら保育をしている状態です。 かといって、毎回毎回「うわー、すごいね!かっこいいね!」ばかりでは、お母さんも疲れると思います。 1日一つ、「あーこの子、こんな優しいところがあったなあー」とか「今日は頑張って嫌いな野菜を一つ食べたわ」などと、いいとこ探しをしてみてください。その一つ一つでお母さん方も元気になれるのではないでしょうか?
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