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子育てコラム

余裕

2023-08-09
余裕がある、余裕がない。

時間的、金銭的によく使われますが、気持ち、体力にも余裕がある、なしが大いに関係すると思います。今年の夏は本当に毎日の酷暑で、ただ、生活するだけで疲れますよね。

子どもたちも、保育園への登降園だけでも、汗びっしょりです。 コロナが落ち着き、この夏はここ2〜3年には発症していなかった感染症もちらほら出て来ました。 子どもたちも、熱はないけれど、なんだか体がだるくて、いつもより元気のない子がいます。お友だちとのやりとりでも、イライラしている様子が見られた時、「あー、体力、気力の余裕がないんだなあ〜」と感じました。 そして、気持ちの余裕は元気であってこそだとつくづく考えさせられました。

相手を思いやったり、気遣ってあげられるのは、自分に余裕があるからです。 お盆休みで、もし少しお休みがあるのなら、別にお出かけしなくても、お子さんと日々の忙しさを忘れでお家でダラダラするもよし、一緒にアイスを食べて涼を取るのもよし。 気持ちの充電をして、心にも身体にも余裕を与えてあげてみて下さい。

自分で!

2023-07-26
子どもの中には何でも自分でしたい!と言う子がいます。なんて自立心のある〜と客観的にみると思いますが、すぐ近くにいるお母さんやお父さんは大変です。

例えば衣服の着脱にしても『自分で!』と言われれば、ある程度見守りますよね。でも実際にはなかなかうまく出来なくて、イライラ泣いてしまったり、時間がない時でも手伝わせてくれなかったり〜。朝の忙しい時間には「えらいわね〜」なんて余裕ないですよね。

自分で服を着たいと言われれば、「じゃお母さんに少しだけお手伝いさせてね」と子どもの着やすいように洋服を床に置いてみてはいかがでしょうか。Tシャツは背中側を上に置きます。両裾を左右に持ち上げ頭を入れると着やすいと思います。中にはそれすら拒否するお子さんもいるでしょう。その時は、時間を決めるのも一つの方法かもしれません。

日々の忙しさの中で、子どもの『自分で』と戦いながら、ふと気づくと子どもが衣服を一人で着られていたらお母さんの勝ちです。お母さんのひと手間が省けたんですもんね。ただ子どもは一筋縄ではいかないもの。ちゃんと一人で着られるようになったら「着せて〜」とおねだりするかもです。その時は、「もう!」と言う気持ちをグッと飲み込み、着せてあげてください。

自分でできるけど、お母さんに手伝ってもらう、その時間をお子さんは求めているのだと思いますよ。

興味をもつこと

2023-07-12
先日テレビ番組で、あることに特化した子ども(小学生や中学生)が出ていました。 子どもの頃からエジプトのピラミッドに興味を持ち、自分で本を読み漁り疑問に思ったことは調べて著名なエジプトの考古学者を唸らせ、ついにエジプト大使館から招待されて憧れのエジプトに降り立っていました。 エジプトのことに関しては次々と興味が湧き、魚のミイラまで手作りしていました! その子のお母さんか笑いながら「ミイラを作っている間ハエが家中飛び回って大変でした。」 笑いながら話すお母さんに感心してしまいました。 家中にハエ・・・ 考えただけでもゾッとしますよね。

我が子がそこまで、興味を持ちのめり込んだら、親としては協力を惜しまないのだろうなと思いますが、なかなか大変です。 小さな子どもは毎日色々なことを発見、経験して大きくなっていきます。何に興味を持つか何にヒットするかわからないので、私たち保育者もできるだけ沢山の経験をしてほしいと思っています。

柔軟な子どもの心に沁み渡る『何か』をお母さん方と一緒に見つけてあげられる場を作り出していきたいと思います。

子どもの目線

2023-06-28
よく、子どもの目線に合わせて〜と言いますよね。小さな子どもの前に親御さんがかがんで話をしている姿は微笑ましく思います。ただ単に目の位置を合わせるのではなく、目を見て話すことは子どもの心の育ちに大きな影響を及ぼすと思います。

イタズラをして諭そうとすると目を逸らす子どもの姿があります。「ちゃんと目を見なさい!」と言ったことありませんか?子どもは自己防衛本能で叱られている時に相手の目を見ると自分のしたことを見透かされると思っているんでしょうね。本能的に目を合わせないようにしているのだと思います。大人も同じ。体裁の悪い時は相手の目を見ることができないですよね。

反対に見つめ合う、ずっと自分のことを見てくれている安心感も、目の持つ効果です。一日中目を合わせることは不可能です。1日のうち、どこかホッとできる時間にお子さんとたとえ数分でいいので、見つめあってみてください。

「目は口ほどに物を言う」まだお話しできない子でも、キラキラの目で幸せを伝えてくれると思います。

人との関りの中で

2023-06-14
子育てをしていて、ふと思ったことがあります。駅まで歩くほんの10分の間に「何回人に謝っているんだろう」と。我が子がフラフラ歩いて人に当たりそうになって「すみません」優しく道を譲ってもらって「すみません(本当はありがとうございます)」一人で歩いて駅に行くまで誰とも話すことなんてありませんでした。「あー子育てって、いろんな人と関わってしていくのだなぁ」と思ったものです。
コロナ禍の中人との関わりが薄れた3年でした。子どもが生まれても公園に行けなかったお母さんがいらっしゃると思います。
少しコロナが落ち着いて、お子さんを連れて歩いてみると、周りの方々から声をかけられることがあると思います。
今の時代見ず知らずの人に声をかけにくいご時世ですが、子ども連れのお母さんには声をかけやすいもの。そこには子育てを頑張るお母さんへのエールが含まれていると思って耳を傾けてみるのも、人との関わりの一つ。
子どもも、家族以外の人との付き合い方を少しずつ学んでいける場になるのではないでしょうか?
 
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